従業員不正の事例が出ました。

本間容疑者は医療用具の販売促進用の症例説明書や医学論文の翻訳などを自作した上で、外部業者に発注したと装い、東レに請求。平成12年以降の14年間で計約2億円をだまし取っていたとみられる。

2015/11/24 産経ニュース

本件は、元妻らに外注業者を装らせて発注し、実際の納品物は自分で作成して東レから現金をだまし取った疑いで逮捕されました。2億円もだまし取るとは・・・時効の分もありますが、当然申告していないでしょうから税金も相当ですね。

 

これを防ぐためには、購入先を決めるときに他の方がチェックする体制にすること。HPや検索結果、先方提出資料、信用調査会社の情報を利用します。1社1000円くらいで情報取得できるところもありますから、そんなに高くはないです。

東レは製造業なので購買管理という形式で非常に厳密にやられていたと思いますが、今回は翻訳等の外注ということでチェックが漏れたのでしょう。金額の多い特殊な外注先には注意です。