消費税、消費税、消費税・・・なんていう破壊力。
会社を設立してビジネスは順風満帆。積極的に拡大して幸先明るい。そこへ訪れる突然の消費税の納付。焦りと苦悩。
多くの経営者が経験することになる洗礼的なイベント。それが消費税納税。
この解説を読めば少しはショックを和らげることができるでしょう。
消費税とは
まずは、消費税の基本をおさらい。
消費税とはその名の通り、「消費」にかかる「税」。
負担者は消費する者。
今は8%だが今後増額が予定されている。
財務省の統計資料では消費税の税収は5%の時は10兆円前後だったが8%になってから16兆円以上に増加。
消費税の推移のグラフを見てみよう。
(出所) 財務省 統計一覧 HP
財源としては平成23年実績で所得税に次ぐ2番目。法人税より多い。
知っておきたい消費税の仕組み
「取られてわかる消費税の破壊力」という状況にならないように最低限の知識は以下です。
消費税は受け取った額と払った額の差額を納税する |
消費税の仕組みは事業者が受け取った額と払った額の差額を納税することで最終的には商品価格に上乗せされた税は消費者が負担するようになっているのです。
消費税で損する会社、得する会社
- 課税売上割合が低い会社(賃貸収入とかが多い会社)は基本的に損
- 輸出企業は還付が多くなるので得
現在は消費税8%。今後10%以上になりますので消費税の取り扱いはより重要性を増すでしょう。
5%の時ですら、免税規模の小さい会社を次から次へと設立して消費税を回避するやり方が社会問題化したこともありました。小売りや製造業は原価の1%を削ることに向き合っているなか、10%以上となると影響は大きいので正しい処理をして消費税を多く払いすぎないようにするのは大切です。