会社始めるにあたっての種銭もたまった。いよいよ会社設立して始めるぞ!世の中は不動産賃料の上昇基調真っ只中。思ったよりテナント料かさみそうだ。そんな時、設立後に融資をご希望される方が実はとても多い。

 

会社設立してすぐがもっとも融資を受けやすい時期の1つ

意外や意外。そうなんです。融資は会社設立してすぐが最も受けやすい時期の一つなんです。

詳しく説明すると、融資を受ける際の金融機関の評価方法は

  • 定量分析
  • 定性分析

2つの視点から評価します。

定量分析

定量分析というのは、会社の数字で決算書や直近までの試算表をみて会社の財政状態や将来キャッシュフローをチェックすることです。これから会社を設立される経営者の卵の方には「試算表」?!それは何だろうという方も多いと思いますので、誤解を恐れず言うと、定量分析で見るのは「数字で表された会社の実績」です。

しかし、当たり前ですが会社設立してすぐの場合、数字なんてものは全くない。金融機関はこの定量分析ができません。そのため、会社設立後すぐの融資は定性分析が重視されます。

 

定性分析

定性分析というのは、社長個人の経歴、性格、人柄、熱意、経営者としての資質などによって評価していくことです。

この定性分析で重要なのは、経歴と熱意です。性格や人柄、経営者としての資質などは、正直、1度や2度の面談では、金融機関も評価できるものではありません。

そこで、わかりやすい経歴でまず、評価します。設立後に実施する事業の経験があれば、評価が高くなり、未経験の事業だと評価は低くなります。

次に熱意ですが、熱意も面談で評価するなら、わからないでしょっと思われるかもしれませんが、金融機関は、面談で熱意は判断しません。

会社を設立するにあたって、どれだけ自己資金を貯めてきたか、つまり、本当に起業する熱意があるなら、少しづつでもお金を貯めてきたよね?と判断するのです。

つまり、起業のために貯めてきたお金=熱意 とのことです。

会社設立後の融資で重要なのは、経歴と熱意(自己資金)と覚えておいてください。

 

いずれにせよ、起業する際には、自己資金をためておくことをお勧めいたします。

 

会社設立後の融資をご希望の際には、税理士に相談してみるのも良いでしょう。もちろん弊法人にご相談いただければ全力でサポートいたします。